蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

ホーム・ページ「プログレ・ファンタグラフィ」の管理人のブログです。南九州(宮崎・鹿児島)からあまり出たことのない管理人がのんびりやってます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

1Q84 to 200Q

1984年と言えば プログレ的には
マリリオンが2nd『Fugazi 破滅の形容詞』をリリースしていたが
自分が求めているサウンドはそこにはなく
キング・クリムゾンは『スリー・オブ・ザ・パーフェクト・ペア』を
リリースして活動停止
ピンク・フロイドは前年に『ファイナル・カット』を出して
ロジャーはフロイドを終わらせたつもりでいた

もうプログレはこのまま
完全に息の根が止まるのかと思っていた頃


さて 今年5月29日発行だから
半年も過ぎたところで
『1Q84』を読み始める

村上春樹作品は自分にとって
自分にとって とても微妙な位置にいる作家で
好きなのか そうでないのか よくわからない

もし自分に恐ろしいほどの
小説を書く才能があったとしたら
書きたいと思えるような小説
それがおそらく村上春樹作品だからだろうかとも
考えたりする

この小説を読んでみてほしいと言われて
友人から はじめて
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を
渡されたとき
最初の1,2ページを読んだあたりで
なぜか「恥ずかしい」という気分になって読むのをやめた

それからしばらくの間その本を放置していたけれど
あの「恥ずかしい」というのは
これが自分の求めていた作品かもしれないという思いの
屈折した表れだったのかもしれない

『1Q84』も相変わらず微妙だ
キャラも設定もレトリックも魅力的
文学的でありかつエンターテイメントなんだけど
どこかねじまがっていて全然普通じゃない

なんだかなぁと思いながら
ふとこれは自分がプログレを聴いているときの感覚に
どことなく似ていると(今さらながら)思った

違うのはプログレだとすんなり好きと思えるのに
『1Q84』は素直に好きと告白できないところか


プログレッシブ・ロックという言葉の字義については
いろいろと言われていて
プログレッシヴ Progressive という言葉が持つ意味
「進歩的な」「革新的な」にこだわった解釈もあるが

自分にとってのプログレというのは
ノスタルジックな感覚
不可解な深淵を覗くような感覚
現実感を超越(逸脱)していくような感覚
つかみどころのないそういう感覚が混ざり合った
とても明確にできないものでありながら
強く惹きつけられる音楽だ

もっともそうは言いながら
活動していた時代やサウンドの微妙なニュアンスの違いで
プログレであるかないかを区分しようとしている
自分もいて
我ながら矛盾しているなぁとも思う

あまりにも自分の心に密着し過ぎていて
客観的に語ることができないもの
それがプログレであり

あるいは
村上春樹作品もそうなのかもしれない

1Q84 BOOK 11Q84 BOOK 1
(2009/05/29)
村上 春樹

商品詳細を見る


スポンサーサイト
別窓 | 幻想小説 | コメント:3 | トラックバック:1 | ∧top | under∨
<<イングロリアス・バスターズ・オム・リフ | 蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~ | 事業仕分けよ永遠なれ>>

この記事のコメント

村上春樹は、ノルウェイの森と回転木馬のデッド・ヒートを
はるか昔に読んだだけなので……。
しかもまったく記憶に残ってないです。なさけない
でも出版不況の世の中で1Q84がバカ売れなのは素直に凄いなぁ。と
ジョージ・オーウェルの1984年読んだ時ショックを受けたので
1Q84も面白そうですね。
1984ってアーティストにイマジネーションを与えるのか
リック・ウェイクマンやヒュー・ホッパーから
ユーリズミックス、ヴァン・ヘイレンなんかまで
1984ってタイトルのアルバムありますよねぇ。
(ユーリズミックスのは、
映画のあまり使われなかったサントラですが)
2009-12-03 Thu 17:28 | URL | 大津田りる #yaN4DptU[ 内容変更]
私の場合は『ハードボイルド・ワンダーランド』から
さかのぼっていくらか読んでいるだけで
実は『ノルウェイの森』を読んでません
そのタイトルが恥ずかしくて
ずっと読まないですませそうな気もします

『1Q84』も2,3年後に読んでもよかったのですけど
たまたま町の図書館にあったので借りたという
かなり怠惰なファンです(汗)

そういえば1984という数字そのものが
ひとつのアイコンになってしまっているんですね
ウェイクマンも1984で出していたとは
(ファンタグラフィ管理人のチェック能力はこの程度)

Wikiで見てみると
「1984」って執筆年の「1948」年のアナグラムだという説が
強いらしいですが
実際の1984年ってロス五輪の年だったぐらいで
あまり派手な出来事はなかったような感じがします

あ 映画『ゴジラ』『ナウシカ』はありましたね
って、自分にとってのトピックスはその程度…?
2009-12-03 Thu 22:17 | URL | progfanta #YTIpxIas[ 内容変更]
先日は、ありがとうございました。
こちらにもトラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
2012-01-10 Tue 02:54 | URL | 藍色 #-[ 内容変更]
∧top | under∨

コメントの投稿

 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

心から一歩も外に出ないものごとは、この世界にはない。 心から外に出ないものごとは、そこに別の世界を作り上げていく。 「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、 「そ... …
2012-01-10 Tue 02:18 粋な提案
∧top | under∨
| 蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~ |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。