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蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

ホーム・ページ「プログレ・ファンタグラフィ」の管理人のブログです。南九州(宮崎・鹿児島)からあまり出たことのない管理人がのんびりやってます。

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紙の記念日にバークレイ・ジェームス・ハーヴェスト


バークレイ・ジェームス・ハーヴェスト Barclay James Harvest
「Paper Wings 紙の翼」(1974)

今日12月16日は紙の記念日。1875(明治8)年、東京・王子の抄紙会社の工場が営業運転を開始した日。この抄紙会社が後の王子製紙。王子製紙といえば井川前会長が自らのギャンブルのために連結子会社から100億円超の巨額借り入れして損害を出し、ついには逮捕されるという騒動で最近話題になった。まさに"ティッシュ王子"らしく札束をティッシュのごとく…である。

さて、紙=paperといえば、P.F.M.とカンという伊・独を代表するバンドにそれぞれ「Paper Charms」(1975)、「Paperhouse」(1971)という曲がある。でも、どちらのバンドも最近このブログで取り上げているので、今回はバークレイ・ジェームス・ハーヴェスト(B.J.H.)の「Paper Wings 紙の翼」にしてみた。5thアルバム「Everyone Is Everybody Else 宇宙の子供」(1974)3曲目。オーケストラの導入により雄大なスケールのクラシカル/フォーク・ロックを展開していた前作からよりコンパクトな曲構成へと路線を変更し、レーベルもハーヴェストからポリドールへ移籍しての第一弾アルバム。コンパクトになってポップ度も増しながらも、持ち前のファンタジックな叙情性は健在。この曲もメロトロンやギターの音色が哀愁感のあるメロディを引き立て、後半パートのドライヴ感も見事。歌詞では絶望して死にゆく男を描きつつも、音楽という形で悲惨な情景を昇華している。
このB.J.H.やムーディ・ブルースのような、早い時期にメロトロンやオーケストラを導入してスケール感のある叙情派ロックを展開しつつ、基本的なフォームはそれまでのロック、ポップの延長上にあるバンドをプログレッシヴ・ロックに分類しないとする狭義の考え方もある他方で、新しい手法を積極的に取り入れ、ロック音楽の表現のレンジ(幅、範囲)を広げたという点でプログレッシヴ・ロックであるという広義の捉え方もある。ぼく個人は後者の立場をとる。演奏テクニック偏重でプログレを捉える前者の立場は、クラシックやジャズ等の他ジャンルへのコンプレックスの裏返しになりかねず、そういう見方をしている人は得てして簡単にプログレ離れ、ロック離れしてしまうことが多いようにも見える。これはプログレという言葉の意味論であり、また、どちらを好ましいと思うかという好き好きの問題でもあり、あやふやな"紙一重"の問題かもしれない。

【今日は何の日】
電話創業の日(1890年東京-横浜間)/和解の日 [南アフリカ](1994年アパルトヘイト廃止により白人と有色人種和解の日とされる)/念仏の口止め(念仏嫌いの年神様のために明日から1月16日まで念仏は唱えない)/ボストン茶会事件(1773年)/バルジ作戦開始日(1944年)/アーサー・C.クラーク誕生日(1917-2008)/フィリップ・K.ディック誕生日(1928-1982)
 

 【今日のMEMO】
★野田首相、冷温停止達成を認定し福島第一原発原発事故「収束」宣言
 

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