FC2ブログ

蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

ホーム・ページ「プログレ・ファンタグラフィ」の管理人のブログです。南九州(宮崎・鹿児島)からあまり出たことのない管理人がのんびりやってます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

漱石忌「夢十夜」

今日12月9日は漱石忌。1916(大正5)年、49歳で没。夏目漱石といえば明治の大文豪だが、幻想怪奇小説好きのぼくにとっては忘れることのできない名作「夢十夜」がある。日本の名作怪談アンソロジーでは必ずと言っていいほど掲載されるこの作品、1908(明治41)年7~8月の発表だから、もう百年以上前の作品ということになる。「こんな夢をみた。」という書き出しで、見た夢を十話語っていくというもので、第一夜、第三夜は特に有名。その内容についてはウィキペディアにも掲載されている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A2%E5%8D%81%E5%A4%9C
「夢十夜」のそれぞれのエピソードにはタイトルがついていないので、ぱっと内容を思い出せないことがある。そこで自分で勝手につけておこうと思った。ひとつのタイトルだけではわかりにくいものもあるので、次候補も挙げておく。

第一夜 死ぬ女  /百年の墓標
第二夜 悟り   /置時計
第三夜 盲目の子 /文化五年辰年
第四夜 蛇になる /唄う爺さん
第五夜 天探女  /白馬の女
第六夜 運慶   /仁王
第七夜 船旅   /黒い波の方へ
第八夜 床屋の鏡 /金魚売
第九夜 百度参り /戦争前夜
第十夜 絶壁(きりぎし)の女 /幾万匹の豚

タイトルをつけてみると、新耳袋のような怪談集っぽくなる。そういえば怪談というのは、その題名を聞いただけで想像がふくらんで怖くなる。あの「牛の首」の逸話のような。この「夢十夜」が好きな人には漱石の弟子である内田百による同じ趣向の傑作「冥途」(1922)もお薦めする。
漱石にはこの他にも「倫敦塔」、「幻影の盾」、「琴のそら音」など、漱石の短編には長編の作品とは趣の異なった幻想・神秘的な作品があり、新潮文庫「倫敦塔・幻影の盾」で読める。

【怪談ミニ知識「牛の首」】
「牛の首」という恐ろしい怪談があるが、その怖さのあまり聞いた者は数日後には死んでしまうため、「牛の首」という恐ろしい怪談があるという話しか残っていない、という怪談がある。もとは「くだん(件)」という予言をする妖怪の話から派生したもの。(「件」を分解すると人+牛。半人半牛の姿をした妖怪)
 
スポンサーサイト
別窓 | 幻想小説 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<中井英夫「黒鳥忌」にザ・ブラックバーズ | 蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~ | ジョン・レノン忌のコラージュ>>

この記事のコメント

∧top | under∨

コメントの投稿

 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| 蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~ |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。