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蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

ホーム・ページ「プログレ・ファンタグラフィ」の管理人のブログです。南九州(宮崎・鹿児島)からあまり出たことのない管理人がのんびりやってます。

時を経ても評価されるもの

今日は県立図書館に行った折にふと思い立って、

ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』

島崎藤村の『夜明け前』

なども借りてきた。
どちらも一家に一冊的な歴史的名著だけど、
恥ずかしながら今まで概略しか読んだことがなかった。

改めてちゃんと読んでみると、これが面白い。

『カラマーゾフの兄弟』は、
19世紀中頃のロシアの地主フョードル・カラマーゾフと
その三人の息子たちドミートリイ、イヴァン、アリョーシャらの物語。

『夜明け前』は、黒船来航から幕末・明治維新までを
木曽の宿場町の本陣出身、秀才・半蔵を主人公にして描いた物語。

『カラマーゾフの兄弟』は世に出て130年、
『夜明け前』は80年が経っているわけだが、
やはり長く時代を経て評価されるものはあなどれない。
すごい。


なにごとも、本当の評価を得るまでには、
それなりの時間の経過が不可欠ということもある。
私の好きなプログレッシヴ・ロックについても
それは言えるのかな、と思う。

プログレの場合、発祥が1967年あたりと考えれば
まだ40年少々といったところ。
流行音楽であったにもかかわらず、
受け容れられやすさよりも音楽としての可能性の拡張を目指したプログレは
一時的な大ブームはあったにせよ、
その真価を理解されるまでには相応の時間を必要としたような気がする。

プログレ・ムーブメントが全く否定されたような時期もあったが、
今になって思えば、どのようなジャンルのものも批判を経ることが大事なのだと、
しみじみと感じられるようになった。

ということで今日は、
最初のプログレッシヴ・ロックのひとつとも言われる
ビーチ・ボーイズ The Beach Boys のアルバム
『ペット・サウンズ Pet Sounds』(1966)から
「神のみぞ知る God Only Knows」を。



本当の価値がいつ認識されるかというのは、
まさに神のみぞ知る、ということで。
 
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この記事のコメント

島崎藤村ですか~
ずいぶん昔、あまりにもプラトニックな恋愛の内容でせつなくなってしまった記憶がありますが『夜明け前』は時代ものなのですね・・
機会をみてぜひ読んでみます。

そしてビーチ・ボーイズは自分の中ではかなり誤解と偏見がありました。
まずはアメリカであることと、巷のサーフィン・ミュージックとの同等の思いとか・・
そんな思いからずっと(今でも)真剣に聴く機会を逸してしまいました。

やっぱし『ペット・サウンズ Pet Sounds』は今度しっかり自腹で
買って聴きたいと思います。
2010-05-09 Sun 23:23 | URL | トミヤン #mJffUBJo[ 内容変更]
トミヤンさん、Have a good Dream!

島崎藤村というと、
 まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき…
の「初恋」とかぐらいしか知らなかったのですが、
(知らな過ぎ)
『夜明け前』は日本近代小説の傑作中の傑作と評されるだけあって、
読んでみると確かに、美しくかつ素晴らしく知的な歴史小説だと感じました。

ビーチ・ボーイズについては私も長らく誤解していて、
その音楽の先進性について知ったのは近年になってからです。
ビートルズの『リボルバー Revolver』と並び評される
『ペット・サウンズ Pet Sounds』は、
今になっても聴いておくべき歴史的アルバムの一つでしょうね!
2010-05-13 Thu 19:32 | URL | progfanta #-[ 内容変更]
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