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蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

ホーム・ページ「プログレ・ファンタグラフィ」の管理人のブログです。南九州(宮崎・鹿児島)からあまり出たことのない管理人がのんびりやってます。

リック・ライトの命日「夢水忌」

今日9月15日は、リチャード・ウィリアム・ライト(リック・ライト)の命日。
リックが65歳で亡くなって、もう3年。
UKプログレのメジャー・バンドに所属するキーボード奏者の中でも
(一番のハンサムながら)最も目立たない地味なプレイヤーだったが、
彼の、水のように冷ややかで幻想的なムードでバンド演奏を包み込み、
ドミナント・カラー(主調色)として作用するプレイは
ピンク・フロイドの音の個性に欠かせないものだった。
(『炎』の「狂ったダイアモンド」のプレイを聴いてみよう)。

『ザ・ウォール』の作成中にこの頃バンドの独裁的リーダーだったウォーターズは
リックに対して「お前のプレイは差し替えがきく」と言い放ったというエピソードがあるが、
演奏力ではなく、フロイドの音を創造するセンスという点において、
『夜明けの口笛吹き』(1967)~『炎』(1975)の各アルバムでのリックの働きは
とても「差し替え」がきくものとは思えない。

『ザ・ウォール』(1979)初回盤でメンバー・クレジットから外されてから(再発盤で復帰)、
『鬱』(1987)まで、リックは名目上フロイドの正式メンバーではなくなっていたが、
『対』(1994)で復帰したときに『炎』の「狂ったダイアモンド」以来の
作曲に関わった曲を提供している。
リック単独で作曲した「ウェアリング・ジ・インサイド・アウト」。
『対』ツアーでは演奏されなかったものの、
その後デイヴ・ギルモアの『オン・アン・アイランド』ツアー(2006)に参加した際に
披露されている。
サックスをフィーチャーしたAOR風の曲でありながら、
プログレを超越して「ピンク・フロイド」そのものとしかいいようがない、
シリアスさとリラックス感の絶妙のバランスを感じるナンバーだ。

リック・ライト&デイヴ・ギルモア 「Wearing The Inside Out」(Live2006)


リック・ライトの命日の名前を、1978年のソロ『ウエット・ドリーム』から取ろうと思ったけど、
そのまま訳して「夢精忌」ではあんまりなので、「夢水忌」としてみた。
 
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