蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

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The Box~運命のボタン~Old Tin Box

今日は映画『運命のボタン』(2009)をDVD鑑賞。

運命のボタン [DVD]運命のボタン [DVD]
(2010/10/22)
キャメロン・ディアス、フランク・ランジェラ 他

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主演はキャメロン・ディアスとジェームズ・マースデン。
ジェームズはあの『X-MEN』のサイクロップスの役者。

原作は怪奇小説ファンにはおなじみリチャード・マシスン(米・1926-)の
『Button, Button 死を招くボタン・ゲーム』という短編。
映画化に合わせて『運命のボタン』の邦題で短編集文庫本が出ている。

運命のボタン (ハヤカワ文庫NV)運命のボタン (ハヤカワ文庫NV)
(2010/03/26)
リチャード・マシスン

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短編を115分の映画に仕立てるので、
かなり原作を膨らませた脚本になっていると思われるが、
私の好きな「これが夢なら覚めてほしい!」タイプの悪夢映画に出来あがっていて
個人的には十分満足できる作品だった。

今回、キャメロン・ディアスは"運命のボタン"に翻弄される
悲劇のヒロインを演じている。
『チャーリーズ・エンジェル』シリーズ・ファンの私としては、
悩める母親役のキャメロンにも新鮮な魅力を感じた。

また、映画の絵作り全体が1976年という時代設定を、
その色合い、空気感から見事に表現している。
原題の技術を使いつつ、70年代の映画を再現しているような
不思議なレトロ感が、ストーリィによくマッチしている。

-★-

さて、『運命のボタン』の原題は"The Box"。

作中の鍵となる人物、アーリントン・スチュワードが語る「箱」。

「あの…ひとつお伺いしたい。なぜ、箱なんです?」
スチュワード「家は箱だろ。車は車輪がついた箱だ。通勤のために人はその箱に入る。
 人は家という箱の中でテレビという箱を見る。
 箱は心をむしばみ、肉体という箱も必ずや衰え死を迎える。
 そして最後は棺という究極の箱の中で腐敗していく」
「そう考えると気が重くなります」
スチュワード「そう考えてはいかん。この世は仮の世だと思えばいい」


「箱」が象徴しているのは現代社会の閉塞性かもしれない。

プログレッシヴ・ロックにも"Box"の曲はいろいろある。
ジェネシスの「The Musical Box 怪奇のオルゴール」とか
ピンク・フロイドの「Paintbox 絵具箱」などなど…

ここでは、グレイヴィ・トレイン Gravy Train (英)の
「Old Tin Box」(1971)を。



サックス、フルート入りのブルージィなハード・ロックともいうべきサウンドで、
プロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーにも通じるような
渋いしわがれたヴォーカルも印象的。
ひねった曲展開も1971年という時代を感じさせる。
B級ハードロック好きと初期アートロック風プログレ好きには
堪えられないバンドだ。
 
 
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