蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

ホーム・ページ「プログレ・ファンタグラフィ」の管理人のブログです。南九州(宮崎・鹿児島)からあまり出たことのない管理人がのんびりやってます。

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左利きグッズの日にソフト・マシーン


ソフト・マシーン The Soft Machine 「Lefty レフティ」(1972)

今日は02/10が「レ(0)フ(2)ト(10)」ということで、左利きグッズの日。左利き用グッズも取り扱う紙・文具・事務用品専門店、菊屋浦上商事が制定。

人間の約1割が左利きとして生まれるというが、なぜそういう割合で生まれてくるのかはよくわかっていないらしい。昔は左利きだと子どものうちに右利きに矯正されることが多かった。現代は人それぞれの個性を尊重する風潮が根付いてきたので、そういうことは少なくなってきたけれど、9割方の人が右利きなわけで世の中は右利き仕様が標準化されている。左利きには勝手の悪いことがまだまだ多い。
さておき、左利きの人は、右利きの人よりIQが高い傾向にあるという研究報告もある。また、スポーツの分野では左利きであるサウスポーやレフティが有利であることが多い。左利きの方が成功をつかみやすく、収入も高いということも統計に現れているらしい。「左利きの人口が増加すると、人類は進化を遂げる」という話もあるほどだ。

そんな左利きの日ということで、今日はソフト・マシーンの「Lefty レフティ」。1973年のスタジオ録音とライヴ録音による2枚組アルバム「6」8曲目。
エルトン・ディーン(sax, kb)が抜け、元ニュークリアスのカール・ジェンキンス(sax, oboe)が加入することで再び転機を迎えた作品。ソフト・マシーンというとメンバー・チェンジが多く、それに伴って作風も変わっていったバンドで、3rd(1970)、4th(1971)あたりが代表作とされることが多い。だが、それに並んでこの「6」の評価も高く、メロディ・メーカー誌でのジャズ部門人気投票でも1位に選ばれている。新加入のジェンキンスがバンドの表現の幅を広げつつ、受け入れられやすい心地よいサウンド作りに貢献している。今回の曲はそのアルバムの中では実験的かつサイケデリックで、プログレ的なムードが強い曲だ。
アルバム・ヴァージョンは途中で曲が切れた感じで終わってしまうので、ライヴ映像も。


ソフト・マシーン The Soft Machine
「Lefty / Penny Hitch」(Montreux Live 1974)


【2月10日~今日は何の日】
簿記の日(1873年『帳合之法』発行) /日露戦争開戦日(1904年)/観劇の日(1911年帝国劇場完成) /海の安全祈念日(2001年実習船「えひめ丸」事故) /ニットの日(「ニッ(2)ト(10)」) /ふきのとうの日(「ふ(2)きのとう(10)」) /ふとんの日(「ふ(2)とん(10)」) /左利きグッズの日(「レ(0)フ(2)ト(10)」) /キタノ記念日(「ツー(2)ビート(10)」) /豚丼の日(「ぶ(2)たどん(10)」) /ニートの日(「ニ(2)ート(10)」) /ベルトルト・ブレヒトの誕生日(1898-1979) /シャルル・ド・モンテスキューの忌日(1689-1755) /ヴィルヘルム・レントゲンの忌日(1845-1923) /小栗虫太郎の忌日(1901-1946)
  
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ジョン・エサリッジの誕生日


ソフト・マシーン Soft Machine
「The Tale Of Taliesin タリエシンの物語」(1976)

今日はイギリスのギタリスト、ジョン・エサリッジ John Etheridge (1948-)の誕生日。参加グループはダリル・ウェイズ・ウルフ(1973-1974 1st『カニス・ループス』・2nd『飽和点』・3rd『群狼の夜の歌』)、ソフト・マシーン(1976 9th『ソフツ』、10th『アライヴ&ウェル』)。テクニカルな速弾きが身上であり、70年代終盤以後はジャズ・フュージョン方面で活躍している。
今回の曲はその彼の超絶プレイが堪能できる「The Tale Of Taliesin タリエシンの物語」。ソフト・マシーン1976年の9thアルバム『ソフツ Softs』2曲目の幻想的なナンバー。
ソフト・マシーンの前作8th『バンドルズ』(1975)ではアラン・ホールズワースという、これも英国ジャズロック~フュージョン系の放浪の名ギタリストが参加している。ホールズワースの参加はこの1枚のみ。7thまでギタリストが在籍していなかったソフト・マシーンは、この8thから一挙にフュージョン色全開となる。そして9thではついに最後のオリジナル・メンバーであるマイク・ラトリッジ(kb, p, syn)もいなくなるのだが(1曲のみ参加)、8thで見せたサウンド変貌の完成度がさらに高まりプログレ・フュージョンの傑作アルバムとなっている。

『ソフツ』のクロージング・ナンバーはエサリッジによるギター二重奏「Etika エチカ」。この叙情的な素晴らしい小曲で70年代ソフト・マシーンの最後のスタジオ・アルバムの幕が閉じられた。


ソフト・マシーン Soft Machine
「Etika エチカ」(1976)

【1月12日~今日は何の日】
スキーの日(1911(明治44)年、オーストリアのレルヒ少佐が新潟県で陸軍の青年将校にスキーの指導) /桜島の日(1914年、大噴火の溶岩で大隅半島と地続きに) /アガサ・クリスティの忌日(1891-1976) /ジョン・エサリッジの誕生日
 
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幸せへの希望 幸せのちから

ソフト・マシーン SoftMachine「Hope for Happiness」の
スタジオ・ライヴ映像。
ピンクのシャツでドラムを叩きながら歌う若きロバート・ワイアット。
変なメイクのベースはケヴィン・エアーズ、
オルガンはマイク・ラトリッジ。



アルバム『The Soft Machine』(1968)の
オープニング・ナンバーとして収録されたテイクの
「Hope for Happiness」



サイケデリック・ロック期の初期ソフト・マシーン
この1stをリリース後一時解散、間もなく再結成して2ndを発表。
さらに1970年の3rd以降はジャズ指向の強いサウンドに変貌していく。

この1stアルバムでは、まさにサイケデリックが
次の新しい段階(それをプログレと呼んでもいいのだが)へと
移行しつつある時代の空気感を存分に味わうことができる。
インプロヴィゼーションの部分など聴いていると、
初期のピンク・フロイドとソフト・マシーン
仲が良かったというのもわかるような気がする。


さて、今回がこの「Hope for Happiness」なのは、
ウィル・スミス主演『幸せのちから The Pursuit of Happyness』の
DVDを見たからである。
(タイトルのhappinessの綴り違いは故意にされているもの)

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(2009/09/02)
ウィル・スミスタンディ・ニュートン

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先に見ていた『7つの贈り物 Seven Pounds』(2008)の
監督ガブリエレ・ムッチーノと主演のウィル・スミスによって
同じスタッフで2年前に作られた実話を元にした映画。
5歳の息子を連れてほとんど無一文のホームレスにまで落ちぶれた男が
後の大成功への第一歩を踏み出すまでが描かれている。
ウィル・スミスは実の息子のジェイデン・スミスと出演、
このジェイデンがまた実に可愛い上に、いい演技をしている。

私は、おおまかな概要だけしか知らずに、
主人公の置かれた事態がいつ好転するんだろうと思いながら見ていたら、
一向に良くならないばかりか、ひたすら状況は悪い方向へ。
しかしそれだからこそ、逆境を前にしてこそ奮い立って、
幸せを求める努力を怠らなければ、成功をつかみとることができる
というようなラストには、大変感動してしまった。

ただ、この映画を見て、誰もが頑張れるようになり、
その結果成功に導かれるかといえば、そういうわけでもなさそうだ。
それでも、この映画を1000人が見て1人にでも、何かしらの
決定的な影響を得ることができたら、素晴らしいことだと思う。
また、自分自身でも、いつかどこかでこの映画のエピソードを思い出し、
自分の元気の始動キーを回すことができそうな気がする。

映画にしろ、小説や漫画や音楽や芸術にしろ、
その作品全体が完璧である必要はないと常々思っている。
どこかその中の一点でも心に触れてくるところがあれば、
それが、本筋と直接は関わりのないささいな部分であったとしても、
その作品は「いい作品」ではないだろうか。

その意味でもこの映画は私にとって「いい作品」だった。
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プログレを聴き始めた頃

ブログにコメントさせていただいたことにコメントをいただいた大津田りるさんのブログにまたコメントさせていただきました。

ブログへのコメントはBBSと違って、あんまり長くなってはいけないかなと思ってしまい、話を膨らましきれないところが惜しいですね。そこがホームページ&BBS&チャットの時代に自分のネット最盛期を経験した者として難しいところです。ミクシィも勝手悪くなって離れてしまったし(参加者が増え過ぎてしまった時点で自分にとってミクシィの意味がなくなったのかもしれません)。

とはいえ、ネットとは何かしらつながっていたい気はあって、ブログとHPだけは続けているわけです。社会性の動物である人間である以上、公共の場に自分を置いて、何かしら影響を受けたり与えたりしたいという欲求があるのだと思います。

さて、ブログでりるさんが「自分はいったいいつ頃から本格的にプログレを聴きだしたのか
」という話題で書かれていたのですが、それを読んで自分の場合はどうだったかのかも思い返してしまいました。

私は洋楽をビートルズから入りました(解散後の70年代中頃からなので、第2世代ということになるんでしょうか)。そして元々、シュールレアリズムとか幻想物とかの絵画、文学に興味があったので、ビートルズ+シュール&幻想趣味ということで、プログレを聴き始めるのはもう必然のようなものだったと思います。

故郷は宮崎県の田舎町だったのですが、とりあえずレコード店は2軒ある(1軒はスタジオ付き)町だったので、洋楽などの音楽を聴く友人は多く、最初に聞いたプログレは友人から借りた「クリムゾン・キングの宮殿」(このときクリムゾンはすでに解散していました)かイエスの「こわれもの」だったと思います。ビートルズのときのように聴いてすぐに夢中になるのではなく、聴いているうちにじわじわと面白くなってきた感じでした。

そして、幻想怪奇なもの、実験的なもの、ダダイスティックなもの好きというところから、ピンク・フロイドの初期、タンジェリン・ドリームの初期、クラフト・ワーク、ノイあたりに一番心惹かれていったように思います。しかし、地方も地方なため、また、バイト代で買える枚数にも限界があり、また、ハード・ロックやパンク、ニュー・ウェイヴなんかも買っていたので、また当然、漫画や小説や専門誌も買うし、プログレばかりすぐすぐは増えていかなかきませんでした。でも、長く聴いているうちに結局自分にとって残ったのはプログレだったという感じです。

クラシックやジャズやボサノヴァも聴きますし、それぞれに聴いていて気持ちよく、素晴らしいと思うのですが、にもかかわらず自分にとってプログレだけが特別なところは、聴いている時のイメージの広がり方が格段に大きいからでしょうか。おそらく、人生で最も多感な時期に聴いていたということの影響が強いのだと思います。

今回、りるさんのブログでソフト・マシーンの紹介もされていたのですが、自分がプログレを聞き始めた頃のソフト・マシーンは「ソフツ Softs」が出てた頃で、それを聴かせてもらった時はそれこそ「これジャズじゃん」と思って、ほとんど記憶に残りませんでした。今ではブリティッシュ・ジャズ・ロックの最高傑作と評価されているアルバムなのですが…。不思議サウンド好きの自分としては、ピンク・フロイドと仲良しだった頃の1stから3rdあたりのアルバムを聴きたいと思っていたのですが、それが叶うのは、CD化されてずいぶん経ってからでした。

「ヴォリューム2 Volume Two」('69)を聴き直してみました。

ソフトマシーン「ボリューム2」

ケヴィン・エアーズ(g.)の脱退後、もしかしたら1stだけ残して消え去っていたかもしれないバンドがレコード会社の意向で再編されて作成されたアルバム。マイク・ラトリッジ(kb.flt.)、ロバート・ワイアット(ds. vo.)、ヒュー・ホッパー(g.b.vo.)のトリオ(ブライアン・ホッパー(sax)がゲスト参加)という最小限の編成なのに、音色が豊かで実にカラフルなイメージが展開されています。まさに最初期のカンタベリー系サウンドです。ワイアットの重い変拍子ドラムの響きがまた素敵です。全体がほぼメドレーで構成されていて、そのイメージの広がり方は、まさにジャズとはベクトルを別にするものでしょう。ラトリッジのキーボード、ワイアットのヴォーカルが、同時期のジャズ・ロック系であるコロシアムともまた異なる、サイケデリックな味わいを出しています。


…あ、待てよ、こういう関連する内容で書いた時はトラックバックすればいいんでしょうか。いまいちトラックバックのことがよくわかっていない私です(汗)
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