蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

ホーム・ページ「プログレ・ファンタグラフィ」の管理人のブログです。南九州(宮崎・鹿児島)からあまり出たことのない管理人がのんびりやってます。

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プロレスの日にヴァンゲリス


ヴァンゲリス Vangelis
「Heaven and Hell Part I 天国と地獄 パート1」(1975)

今日はプロレスの日。1954年に東京・蔵前国技館で世界タッグ・チャンピオン、ベンとマイクのシャープ兄弟が力道山・木村政彦組とノンタイトル61分3本勝負で対戦した日。これが日本初のプロレスの国際試合で日本テレビとNHKが同時中継された。結果は1本ずつ取り合ったあと時間切れ引き分け。

さて"プログレとプログレ"と言えば、
◆アブドーラ・ザ・ブッチャーの入場テーマ「吹けよ風呼べよ嵐」ピンク・フロイド
 Pink Floyd "One Of These Days"(1971)
◆前田日明の入場テーマ「キャプチュード」キャメル
 Camel "Captured"(1981)
◆ワールドプロレスリング(新日本プロレス中継)のOPテーマ「ザ・スコア」エマーソン、レイク&パウエル
 Emerson Lake & Powell "The Score"(1986)
あたりが有名。しかし、ぼくが個人的に思い出深いのは、1981年に西ドイツから来日した"欧州の帝王"ことローラン・ボックの入場テーマである。それが今日の曲、ヴァンゲリスの「天国と地獄 パート1」。アントニオ猪木が欧州遠征で勝てなかった選手(反則負けの1敗はある)としての伝説にあわせて、その選曲のセンスの良さに一発でしびれてしまった。もともとボック自身がイエスなどのプログレッシヴ・ロックのファンで、当然入場曲も自身で選曲したものだった。少し残念だったのは彼の母国のジャーマン・ロックでなかったことか。でも、入場テーマになりそうなジャーマン・ロックというと、確かにちょっと難しそうだ。

さて、現在、プロレス界のプログレ・ファンとして思いつくのは、イラストレーターでもある異色の女子プロレスラー、華名。彼女のオフィシャルブログ『華名ブロ tha ワールド』の2009年4月10日の記事「プログレッシブ・ロックとU.W.F.と私」は、なかなか読ませる。キング・クリムゾンの「21世紀のスキツォイド・マン」を入場テーマにしようと考えたこともあったけど、「入場したいポイントまでが長すぎるのと、変拍子があるので」諦めたとか。そして面白いのは「U.W.F.こそが格闘技でのプログレ」であるという考察。ぼく自身、日本のプロレスは「プロフェッショナル・レスリング」でなく、エンターテイメントと格闘技のさまざまな要素を吸収し、欧米プロレスとは別の"進化"を遂げた「プログレッシヴ・レスリング」の「プロレス」だと思っていたことがあったのだけど、その考えと通じるところがあり、正直、1981年生まれの女子プロレスラーにそういう考えに至る選手がいるのかとびっくりした。以前ほど熱心なプロレス・ファンではないぼくも、プロレス界きっての異端児である華名選手には注目せざるをえない。

【2月19日~今日は何の日】
万国郵便連合加盟記念日 /プロレスの日(1954年力道山・木村組vsシャープ兄弟) /強制収容を忘れない日(1942年アメリカ在住日系人は強制収容所へ) /天地の日(コペルニクスの誕生日) /コペルニクスの誕生日(1473-1543) /アンドレ・ブルトンの誕生日(1896-1966) /アンドレ・ジッドの忌日(1869-1951)
 
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タロとジロの日にヴァンゲリス


ヴァンゲリス Vangelis
「Theme from Antarctica  南極物語 メイン・テーマ」(1983)

今日は、1959年、南極観測隊のカラフト犬・タロとジロの生存が確認された「タロとジロの日」。その別名が素敵で「愛と希望と勇気の日」と言う。
南極のような馬が生きていくには過酷な極寒地では、昔からエスキモー犬による犬ぞりが移動手段として使われてきた歴史がある。1956年の第1次南極観測隊でも、樺太(からふと)犬による犬ぞりが採用された。しかし、1958年2月の南極・昭和基地勤務隊員の交代の際、悪天候の中、第1次観測隊が樺太犬15頭を基地に残して雪上機で南極観測船「宗谷」に引き上げたあと、天候がさらに悪化したため、宗谷からの第2次越冬隊の派遣が不可能となってしまった。このため残された犬たちの生存は絶望視されたのだが、ほぼ1年後の翌1959年1月14日、第3次越冬隊のヘリコプターからその中の2頭が生存していたことが確認されたのである。他の13頭のうち7頭は死亡が確認され、6頭は行方不明であった。

この実話を元に、1983年、映画『南極物語』が製作され、日本映画の歴代映画興行成績の記録を更新する大ヒットとなった。ちなみに、昨年の10月から12月にかけてTBSで放映された木村拓哉主演のTBS開局60周年記念ドラマ『南極大陸』も、このときの南極観測隊の実話に基づいたもの。
さて、1983年の『南極物語』が制作されたとき、プログレ・ファンの間で大いに注目されたことがあった。それは音楽の担当がギリシャ最高の音楽家といっても過言ではないプログレ系ミュージシャンのヴァンゲリスだったということ。この頃のヴァンゲリスは第54回アカデミー賞作品賞を受賞した1981年の映画『炎のランナー』(英)のサウンドトラックをてがけ、その音楽も全米チャート1位となり、アカデミー賞オリジナル作曲賞を受賞。翌1982年にはSF映画史上不朽の名作のひとつ、リドリー・スコット監督の『ブレードランナー』の音楽を担当して、独特の作品世界作りに最高の貢献をしている。こうして映画音楽の分野で世界的に名を轟かせたそのあとのオファーだったので、『南極物語』の依頼では法外な報酬が支払われた。しかし、出来上がったサウンドトラックは素晴らしく、映画も大ヒットしたので、この思い切ったヴァンゲリス起用は大正解だったと思う。
ヴァンゲリスは1970年のアルバム・デビュー時(『Sex Power』)からサウンドトラック・アルバムだったので、映像音楽は得意中の得意だったのだが、担当した映画がメジャー・ヒットしたのは1980年代に入っての『炎のランナー』からだった。

【1月14日~今日は何の日】
左義長、どんと焼き(正月飾りや書き初め等を燃やす)/飾納、松納(正月飾りや門松を取り外す)/十四日年越し(小正月の前日) /タロとジロの日・愛と希望と勇気の日 /尖閣諸島開拓の日(1895年、日本政府が尖閣諸島の日本領編入の閣議決定)
 
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ヴァンゲリスの音世界の恍惚

どうも最近 Twitterで
プログレの話題がいくらでもできるせいか
ブログの更新の方が置き去りにされてしまっているな…

考えてみればTwitterで話題になったものを
ブログに反映して書いてもいいわけで
そこはうまくバランスをとりながらやっていこう


さて そのTwitterで話題に挙がって
そういえばアナログ以来久しく聴いていないなあと思った
ヴァンゲリス Vangelis の『野生 Opera Sauvage』を
Amazonに発注していたのが 今日届いていた

Opera SauvageOpera Sauvage
(1990/10/25)
Vangelis

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このギリシャ出身の音楽家
ヴァンゲリスというと
映画『炎のランナー』(1981)や
『ブレード・ランナー』(1982)で
音楽を担当して世間一般の評価を得るようになったけれど
それより少し前に
カール・セーガン監修のTV宇宙ドキュメンタリー
『コスモス』(1980)のBGMでも話題になっていた

プログレ・リスナー的にはその前に
母国ギリシャで結成したアフロディテス・チャイルドの
唯一無二の大傑作『666』(1972)がある
そのひとつを取ってもかなり重要なアーティストと言える

666666
(2000/02/08)
Aphrodite's Child

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『野生 Opera Savage』(1979)は
TVや映画で大ブレイクする直前の作品になるが
これも実に映像的なイマジネーションがかきたてられる
繊細にして夢幻的な音世界だ

『天国と地獄 Heaven and Hell』(1975)といい
『反射率0.39 Albedo 0.39』(1976)といい
(『コスモス』にはこの2枚の曲が使われている)
70年代というロックのプログレッシヴ期が
いかに多様な形で時代の魂とパワーを噴出していたかを
ヴァンゲリスの作品は示している

プログレのカテゴリーの中で
心を打ち震わせられるような音楽というと
まずヴァンゲリスがその筆頭だと思う

10分を超す2曲目「Reve 夢」や
7曲目「Flamants Roses 紅鶴」を聴いてもらえばわかる
あるいは2分半ほどの小曲「Mouettes かもめ」でもいい
以前にもこのブログに書いたように
後のニュー・エイジ音楽あたりとは確実に違う
緊張と哀愁を秘めた神秘的美しさがここにある



「Reve 夢」ヴァンゲリス
 
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クローバーフィールドとヴァンゲリスのドラゴン

今日は午前中に市内に出て買物
ダイソーでこまごまとした文具
画材店でインクジェット用ウォータープルーフスプレー
ペット店でオカヤドカリ用ヒーター
などなど

昼過ぎには
宮崎ケーブルテレビから
ケーブルプラス電話の工事に来た

工事といっても電話のモデム設置程度
3人で手際よく
15分ぐらいの作業で終了した


そのあと
映画『クローバーフィールド』のDVD
マット・リーヴス監督のオーディオ・コメンタリーを見る

この映画
プロデューサーのJ・J・エイブラムスが来日した際
原宿でゴジラのソフビ人形を見て
日本のように文化として根付くような
怪獣映画を作れないかという
着想を得て作られたものだとのこと

その発想は悪くないし
謎が謎として放り出されたまま終わるけれど
自分の中のセンス・オブ・ワンダーを喚起させられる
作品内容も個人的に楽しめるのだが
クリーチャーのデザインが
ゴジラのように愛着が湧くような感じじゃないのが
いかにも残念
この点ではエメリッヒ監督の『GODZILLA』や
それ以上に1950年代のモンスター映画の方が
よかったような

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
(2009/05/22)
リジー・キャプランジェシカ・ルーカス

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 さて プログレでモンスター・デザインといえば
 ヴァンゲリス Vangelis の『ドラゴン The Dragon』(1971/1979)

このジャケットに描かれているドラゴンは
上半身のみながら なぜかヒト型の体系で
そのままモンスター映画に使えそうな
かなり本格的なデザインだ

そのサウンドは
オリエンタルなイメージのプログレッシヴ・ヘヴィロックで
アフロディティス・チャイルドが
そのままプログレ道をヴォーカル抜きで
突き進んだような感じ
(実際はアフロディティス・チャイルド『666』の方が
 後発だけど)

『アース Earth』(1973)や
『天国と地獄 Heaven and Hell』(1974)以前に
レコーディングされた音源によるこのアルバムは
ヴァンゲリスを語るときに
あまり引き合いに出されることはないが
なかなか面白く 十分聴き応えがある

ヴァンゲリス

『ドラゴン The Dragon』
ヴァンゲリス [1971年] ギリシャ

※ 1971年6月に行われたセッションを収録したこのアルバムは
  厳密には正式なディスコグラフィーには入れられない

The Dragon/Hypothesis



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ヴァンゲリスとオリオン座流星群の夜

今夜は
オリオン座流星群の夜ということで
深夜 家族を連れて
台地の上の 見晴らしのいい田園まで行って
東に昇るオリオン座を見る

しかし結局
よく目をこらさないと見えない
かすかな流星が 4、5回見えただけ

残念ながら今夜ははずれだった

でも
ただ星を見るためだけに
じっと空を見ている時間を持つのは
悪くないと 改めて思った


 オリオンといえば
 ヴァンゲリス Vangelis のこのアルバムだけど

 「オリオンの剣」の
 優しくメランコリックな調べが
 本当にしっくりとくるような
 そんな夜のひとときだった


『反射率0.39 Albedo 0.39』
ヴァンゲリス [1976年] ギリシャ

1 Pulsar パルサー(電波天体) <5:45>
2 Freefall フリーフォール(自由落下) <2:15>
3 Mare Tranquillitatis 静かの海 <1:47>
4 Main Sequence メイン・シークエンス <8:11>
5 Sword Of Orion オリオンの剣 <1:54>
6 Alpha アルファ <5:46>
7 Nucleogenesis Part 1, Part 2 核の創生 <12:10>
8 Albedo 0.39 反射率0.39 <4:22>

反射率0.39反射率0.39
(2008/10/22)
ヴァンゲリス

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どの曲も いいプログレとしての
緊張感の一線を保っていて
単なるBGM的ニューエイジに
なってしまいそうなところを
踏みとどまっている

実にイマジネイティヴな
素晴らしいアルバムだ

6曲目の「アルファ」など
泣きそうになるぐらい
心に響いてくる

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