蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

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笑顔の日にアース&ファイヤー

アース&ファイア Earth & Fire 「Smile スマイル」(1977)


今日は「ニ(2)コ(5)ニコ」の語呂合せで笑顔の日。社会を明るくする活動を行っているボランティア団体の有志が制定。"笑顔"、"笑い"には心身を好転させる効果があるというのは近年よく言われている。笑うことで心身がリラックスし、血液の循環がよくなり、ストレスが解消され、身体の抵抗力が高まる。抗癌細胞であるナチュラルキラー細胞の働きが高まるという実験報告もあるという。そういう身体への作用だけでなく、意識的に笑顔を作るだけで積極的な心理状態になり、結果、人とのコミュニケーションも良好にする。笑う門には福きたる。作り笑顔であっても生理的な効果はある。笑顔を作ることでそれが心身にフィードバックし、心身の状態を改善できる。まあ、ときにはこういうことも思い出して、笑顔で自分を元気づけてやろう。

ということで、今日の曲はオランダのアース&ファイヤー Earth & Fire の「Smile スマイル」。1977年の『Gate To Infinity 無限への扉』7曲目。オランダといえばマリスカ・ヴェレスの女性ヴォーカルで1969年に「ヴィーナス」のヒットを飛ばしたショッキング・ブルーが知られるが、アース&ファイヤーも気の強そうな美形の女性ヴォーカリスト、ジャーネイ・カーグマンを擁して1970年に「シーズンズ」をヒットさせた、一見、同タイプのバンドだった。しかし、1971年にメロトロンをフィーチャーした18分の叙情的な大曲「アムステルダムの少年兵」を収録した同名アルバムをリリース。ロックが表現力を拡大していった時代の流れに乗って当時流行していたプログレ的手法を取り入れたということだろうけれど、ポップロック的な聴きやすさとプログレ的にイマジネイティヴな表現力のバランスが良い、なかなかの好バンドである。『無限への扉』もアナログA面はストリングスをフィーチャーした組曲形式で、キーボードを中心にプログレ・ファンのツボを突きまくる演奏が堪能でき、よりポップなB面は、ジャーネイの挑発的な感じとキュートさがあいまった表情豊かなヴォーカルが楽しめる。

さて「スマイル」というと、デイヴ・ギルモアの3rdソロ『On An Island オン・アン・アイランド』(2006)にも同名曲があった。これも日曜日の時間を過ごすのにふさわしい、リラックスした曲。ニューヨークでのAOLセッションの動画を。

 I'll make my gataway
 Time on my own
 Leaving's a better way
 To find my way home to your smile...


デイヴ・ギルモア David Gilmour 「Smile スマイル」(2006/AOL Sessions)


【2月5日~今日は何の日】
長崎二十六聖人殉教の日(1596年、豊臣秀吉によるキリスト教徒処刑) /プロ野球の日(1936年全日本職業野球連盟結成) /日本語検定の日(「に(2)ほんご(5)」) /ふたごの日(「ふた(2)ご(5)」) /笑顔の日 /ジョリス=カルル・ユイスマンスの誕生日(1848-1907) /マウロ・パガーニの誕生日(1946-)
 
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ゴールデン・グロリアス・ナイトショー

「私生活においては、様々な機械をいじることと、
 60年代から70年代にかけてのプログレッシブ・ロックのレコードを
 集めることが趣味」
『1Q84』
青豆の仕事の元締めである柳屋敷の女主人の運転手兼用心棒
タマルについての描写の一部

ベストセラー小説の中に
「プログレッシブ・ロック」という言葉が出て来る確率って
かなり低いと思う
こうして目にしてみると
シンクロニシティめいたものを感じてしまう

あと警察官の携行拳銃が
ベレッタ・モデル92になったというシチュエーションが
ピエトロ・ベレッタM92F好きの自分のツボにはまる
あの拳銃は個人的に最も美しいオートマチック拳銃だと思う
(ベレッタM92が米軍に制式採用されたのは1985年なので
 この小説だとそれより1年先に日本の警察が採用したことになるが)

ベレッタM92

 相変わらず細部のささいなところしか見てないな


昨夜のK-1 World GP 2009決勝戦
(横浜アリーナ)
我が“ザ・ダッチ・サイクロン”アリスター・オーフレイムは
極真の怪物テイシェイラに壮絶な1RKO勝ちするも
モロッコの悪魔王子バダ・ハリからは1R2ダウンを奪われて返り討ちされる

これでバダ・ハリとは1勝1敗の五分となったが
お互いのファイターとしての強さを考えると相応の結果だろう

それにしてもかつて「悪魔王子」だったバダ・ハリのニックネームが
いまや「ザ・ゴールデン・ボーイ」になってるとは
(「ゴールデン」はゴールデン・グローリー所属の
 むしろアリスターやジマーマンやサキやシュルトに使ってほしいけどね)

決勝戦ではバダ・ハリと最強巨神兵セーム・シュルトの
IT'S SHOWTIME アムステルダムからの因縁の組み合わせ
さすがにシュルトは同じ相手に2度負けず
1Rにバダ・ハリから3つのダウンを奪って完勝
アリスターにリベンジしたバダが
次にシュルトにリベンジされるというドラマチックな展開
シュルトは3試合すべて1RKOという驚異的強さを見せて
4度目のGP制覇を成し遂げた

アリスターがバダに負けた時は
仕方ないかなと思いつつも落胆したが
アリスターと同門のシュルトが
放送席の過剰なアンチ声援をものともせずバダを倒し
最後は溜飲が下がった思い
ブラボー、ゴールデン・グローリー!


アリスター、シュルトの母国オランダに敬意を表して
フィンチ Finch を
アルバムはもちろん
『グローリー・オブ・ジ・インナー・フォース Glory Of The Inner Force 』
フィンチ [1975年] オランダ

1 Register Magister (レジスター・マジスター/登録の師)<9:21>
2 Paradoxical Moods (矛盾した気分) <10:42>
3 Pisces   (魚座) <9:24>
4 Bridge to Alice (アリスの橋) <13:12>
5 Colosus part1 (青銅の巨像 パート1) <3:26>
6 Colosus part2 (青銅の巨像 パート2) <3:36>

 ※ ( )内はいつものごとく勝手につけた邦題

キラキラ晴れ晴れしたヨープ・ヴァン・ニーメンゲンのギターで
シンフォニックでグロリアスないい日曜日を!
Finch_1st.jpg

Glory of the Inner ForceGlory of the Inner Force
()
Finch

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スーパー・ダッチ・サイクロンからの贈物

昨夜のK-1ワールドGP2009開幕戦(横浜アリーナ)のメイン・イベント、アリスター・オーフレイム、惜しかったですね。 …と、プログレ・ブログには場違いな導入です…格闘技も好きなもので。
アリスター・オーフレイム(オランダ/総合格闘家)

相手のレミー・ボンヤスキーも、K-1では好きな方の選手なのですが(昨年のGPの決勝戦でもバダ・ハリでなくレミーを応援していました)、アリスターが相手となると話は別です。アリスターはPRIDE24(2002/12/23 マリンメッセ福岡)であの「"ロシアの破壊神"が初参戦」として注目されていたヴォルク・アターエフをヒザ蹴りKOしてしまったのを生で見て以来、贔屓にしている選手です。

昨夜の試合は、アリスターがレミーの堅いガードに阻まれながらもプレッシャーをかけて終始圧倒的に試合を進めていたのですが、それでも2Rまでの判定はホーム・ディシジョン的にイーブンでした(レミーはK-1王者なのでプロテクトされるのは当然)。3R、なんとしてもダウンをとりたいアリスターを、レミーは逆に一瞬のタイミングを逃さずヒザから右のパンチを決めてダウンさせ、あとはまた堅いガードで逃げます。結局「ダウンさせた方が判定で2点リードする」式のK-1判定でレミーの判定勝ちでした。

それにしても、本来MMAの選手に、自分のホームグランドでK-1ルールであれだけ圧倒されてしまったのに、試合後の勝ち誇ったようなレミーの笑顔には「なんか違う」感もありました。これがMMAルールだったらどうだったかと思うと… ですが、結果を見ればK-1的にはOK、でも試合内容はMMA側の健闘が光ったいう、どちらの立場も立つことのできた試合だったと思います。誤解を恐れずに言えば「プロレス」風ドラマ的面白さもリアルな緊張感もある試合でした。

それにしても、レミーもアリスターもオランダの選手、去年大ブレイクしたバダ・ハリも、あと、セーム・シュルト、メルヴィン・マヌーフもオランダ国籍を持っているわけで、オランダは格闘技的に言うとストライカー(立ち技系)の強豪がそろっている国といえます。面積にして北海道の半分ぐらい、人口にして1,600万人ぐらいのオランダですが、サッカーも格闘技も強い国です(ヨーロッパでは珍しく野球も人気ありますね)。

さて、そのオランダといえば…(と、ここからプログレの話題)もちろん代表格はフォーカスですが、CDの時代になって復刻盤が多く出回るようになってから、スーパーシスターも名が知られてきましたね。結成は1969年とかなり古く、アルバムもイギリスのプログレに全く引けを取らない高水準の出来なのですが、首都アムステルダムではなく人口50万にも満たない地方都市ハーグ出身だったせいか、日本にまで知られるのが遅かったようです。

ファースト・アルバムは「ナンシーからの贈物 Present From Nancy」('70年)

スーパーシスター 「ナンシーからの贈物」

よくカンタベリー派のサウンドと比較されますが、確かにその系譜に入れてしまっても違和感のないぐらい似ています。初期ソフト・マシーンの影響を受けているようです。ギター、キーボード、ベース、ドラムの4人構成で、ジャズの要素を消化しつつポップな肌触りもあり、それが一転してアヴァンギャルドな展開になだれ込む。それこそエッグの"超姉妹"バンドみたいな感じです。この内容でフォーカス、エッグと同年にアルバム・デビューしているのですからすごいことです。
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