蒼空のファンタジア ~プログレと幻想趣味~

ホーム・ページ「プログレ・ファンタグラフィ」の管理人のブログです。南九州(宮崎・鹿児島)からあまり出たことのない管理人がのんびりやってます。

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ジュール・ヴェルヌの誕生日にジュルベルヌ


ジュルヴェルヌ Julverne
「Moon Song ムーン・ソング」(1984)

今日は"SFの父"と呼ばれるフランスの小説家、ジュール・ヴェルヌ(1828-1905)の誕生日。冒険心にあふれ、イマジネーションをかきたて、かつ19世紀へのノスタルジーも感じさせるその作品群は、20世紀以降、映画の題材とされてきた。

 『地底旅行』(1864) →映画『地底探検』(1959)、映画『センター・オヴ・ジ・アース』(2008)
 『月世界旅行』(1865) →映画『月世界旅行』(1902)
 『海底二万里』(1870) →映画『海底二万哩』(1954)
 『八十日間世界一周』(1873) →映画『八十日間世界一周』(1956)、映画『80デイズ』(2004)
 『神秘の島』(1875) →映画『SF巨大生物の島』(1961)
 『必死の逃亡者』(1879)→映画『カトマンズの男』(1966)
 『十五少年漂流記』(1988)→様々な少年(少女)漂流物のモチーフとなる。

ガイナックスの出世作である庵野秀明・総監督のTVアニメ『ふしぎの海のナディア』(1990-1991)も『海底二万里』『神秘の島』を原案としている。

さて、今日の曲はベルギーのチェンバー・ロック・バンドで、その名もずばり、ジュール・ヴェルヌから取ったというジュルヴェルヌ(綴りはJulverne/ジュール・ヴェルヌの綴りはJules Verne)。民謡、クラシックの要素を取り入れた作風で、1979年に『Coulonneux 伝書鳩飼育家』でアルバム・デビュー。「ムーン・ソング」は1983年の自転車の貴婦人を描いた懐古的なジャケットが人気の3rd『Emballade... アンバラード(魅惑のバラード集)』の3曲目。ちょうど今夜は満月でもある。アルバムはラグタイム、スウィング、シャンソン等の曲をアコースティック楽器のみでノスタルジックに演奏した異色作品集。こういうアルバムまでカテゴリーの中に取り込んでしまうというのもプログレッシヴ・ロックの世界の魅力のひとつだろうか。いや、どう聴いてもこの曲は"ロック"ではないけれど… しかし、優雅な中にどこか妖しい毒気を感じることも確か。


ジュルヴェルヌ Julverne
「Original Rag オリジナル・ラグ」(1984)


【2月8日~今日は何の日】
〒マークの日(1887年逓信省のマーク決定) /ロカビリーの日(1958年有楽町の日劇でウェスタンカーニバル) /針供養 /ジュール・ヴェルヌの誕生日(1828-1905)
 
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把瑠都 優勝でエストニアのカセケ


カセケ Kaseke 「Elevant(Elephant) 象」(1983)

今日はちょっと大相撲初場所の話題など。今日、横綱・白鵬が敗れて11勝3敗になり、13連勝の大関・把瑠都(ばると)が千秋楽を待たずして初優勝を決めた。把瑠都といえば、エストニア出身。ここで確認しておくと、ロシアの西、バルト海に面した、いわゆるバルト三国のうち、一番北側、海を挟んでフィンランドの向かい側にある国がエストニアだ(あとの二国はラトビア、リトアニア)。
エストニアにももちろんプログレ・バンドがいる。1991年のソビエト連邦からの独立前、80年代初頭に活動したカセケ Kaseke もそのひとつ。1981年のEPと1983年のLPを音源としたCDアルバム『Kaseke』が2000年にリリースされている。今日の曲はその1曲目になる「Elevant 象」。アルバム全体を一聴すると、とても洗練されたサウンドのジャズ・フュージョンなのだけど、やがてすぐにギター、キーボード、ベース、ドラムそれぞれにロック的な表情へと変貌する瞬間が訪れ、プログレッシヴの緊張感に包まれる。オープニング・ナンバーのこの曲はそのハードな感触が特に強調されていて、同時期のイギリスのメジャー・バンドと比較しても全く遜色がない。実に素晴らしい80年代プログレだ。

ところで、今回の大相撲把瑠都優勝でも改めて思ったのだけど、現在の大相撲、幕内上位力士には海外出身力士が多い。横綱・白鵬はモンゴル、5人の大関のうち把瑠都がエストニア、琴欧洲がブルガリア、日馬富士がモンゴル、関脇では鶴竜がモンゴル。幕内下位の前頭でも32人のうちモンゴル5人、ロシア1人、ブルガリア1人、グルジア2人、チェコ1人、ブラジル1人。幕内の外国人力士率は42人中16人で38%。外人選手率の激減した今どきの日本のプロレス界とは対照的だ。
そういえば、ここで挙げた国の中でモンゴルにはプログレ・バンドがいるんだろうか。モンゴルという名前の日本のプログレ・バンドはあったけれど…


【1月20日~今日は何の日】
二十日正月(正月納め) /玉の輿の日(1905年、芸妓・お雪がモルガン財閥創立者の甥と結婚) /海外団体旅行の日(1965年日本航空が海外団体旅行「ジャルパック」発売) /世界初のバスケットボールの公式試合(1892年) /フェデリコ・フェリーニ(1920-1993)の誕生日 /デヴィッド・リンチ(1946-)の誕生日
 
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人間の連帯国際デーにフェルマータ


フェルマータ Fermata 「Solidarity」(1977)

今日は、人間の連帯国際デー。人類が多様性の中で連帯することを祝い、貧困撲滅などの「ミレニアム開発目標」の達成に向けての団結を訴える日。国際デーのひとつなので、「International Human Solidarity Day」というのが正式名。"solidarity"が結束、団結、連帯の意味。
"solidarity"と言えばいい曲がある。旧チェコスロヴァキアのバンド、フェルマータ Fermataの「Solidarity」。彼らの最高傑作とも言われる1977年の3rdアルバム「Huascaran」収録。ギターとキーボードをフィーチャーしたシンフォニックでのびやかな曲想のジャズロックで、冷ややかな緊張感もあって聴いていて実に気持ちがいい。組曲形式で曲が続くので、最後がぶっつり切れているのが残念なので、よりアグレッシヴでドラマチックな展開の次曲「Huascaran Ⅱ」も貼っておく。アナログ盤ではこの2曲がB面で、A面2曲、B面2曲の全4曲の構成になっている。


フェルマータ Fermata 「Huascaran Ⅱ」(1977)


【今日は何の日】
霧笛記念日(1879年津軽海峡・尻屋崎灯台に日本初の設置) /道路交通法施行記念日(1960年施工) /デパート開業の日(1904年三越呉服店が開店) /シーラカンスの日(1952年学術調査開始) /鰤(ブリ)の日 /劉生忌(洋画家・岸田劉生1891-1929) /アラン・パーソンズ誕生日(1948-)
 
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ジョン・レノン忌のコラージュ


コラージュ Collage "Imagine イマジン"(1993)

今日はジョン・レノン忌。1980年、享年40歳。この日のことを思い返すたびになんともいえない無力感に支配されてしまう。世界が理不尽で残酷であることの象徴としての死。まさに世界はナンセンス。ぼくたちはそこに自分なりの意味を見つけていくしかない。

とりあえず今回はプログレでジョン・レノンということを考えてみた。ポーランドの90年代のシンフォニック・バンド、コラージュ Collage が1993年にリリースした「Nine Songs Of John Lennon」の収録曲「イマジン Imagine」。東欧のシンフォ(・プログレ)・バンドによるジョン・レノンカヴァー集というのがなんとも感慨深い。ややニューエイジ的な薄味のムードもあるが、このバンドの持ち味であるカラフルできらびやかな音色によって、「イマジン」が"イマジネイティヴ"で詩情溢れるサウンドにリメイクされている。
コラージュは80年代、社会主義政権下のポーランドの民主化運動の時代に活動を開始し、90年代に入ってようやく1stアルバム「Basnie」をリリースしていて、「Nine Songs Of John Lennon」は2ndアルバムにあたる。 
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土木の日にブルドーザー


ブルドーザー Bludozer 「Yes My Baby, No」(1975)

今日11月18日が「十一」と「十八」を組み合わせて「土木」の日、というのはわりとよく知られていると思う。ということで今日は土木にちなむのだけれど、この土木=engineering というと、音楽では録音技術といったような意味になって、バンド名や曲名ではなかなかお目にかからない。そこでここは土木機械だ、ということで、ブルドーザー。ブルドーザーといえばある、スロベニア(旧ユーゴ)の極めつけの辺境プログレが。1975年の1stが『Pljuni Istini U Oci』。これがびっくり、YouTubeに動画があった。いかんせんスロベニア語がわからないので、英語タイトルの曲を選んでみた。
ふざけているときのザッパのようでもあり、ジャーマン・プログレのファウストやアモン・デュールっぽいとも思える。でも、正直、それだけでない複雑さがあって、変。そして楽しい♪
 
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